アダルトブログの記事の配信可否基準

公開日: 6月29日 (月)
 更新日: 10月20日 (火)
 更新履歴

令和2年10月1日より施行された改正著作権法(リーチサイト規制等)に合わせ、アダルトブログにおいて、動画や同人・漫画等の有料で販売されている物(以下、商品と言います)のうち、本来は金銭を払わないと閲覧できないコンテンツ(以下、有料コンテンツと言います)を無料で閲覧できるようにした記事に対し、弊サイトおよび系列サイトでの配信の可否基準を変更いたしました。

なお、本ページは公的機関や弁護士のWebサイト等を情報源として作成し、著作権を専門とする弁護士との打ち合わせを行った上で掲載しておりますが、法律面の記述に関して正確性を保証するものではありません。

現在の配信可否基準

有料コンテンツのうち、以下の基準を満たす素材以外を無料で閲覧できるようにしている記事、及び無料で閲覧できるページに誘導している記事は配信不可となります。

  1. メーカーや販売サイト等の各社のアフィリエイトを利用し、商品のサンプル画像、サンプル動画、及びそのキャプチャー画像等、アフィリエイトのルール上、使用しても良いとされている広告素材
  2. メーカーや販売サイト等の著作権所有者から直接的に、または著作権所有者と提携している広告代理店やブログサービス等の事業者を通じて間接的に、商品の販売促進のために掲載しても良いと許諾を受けた画像ないし動画
  3. SNS、動画共有サイト等に、メーカーや販売サイト等の著作権所有者または著作権所有者から許諾を受けた者が投稿した画像、動画、及びそのキャプチャー画像等を、公式埋め込みタグや直リンク等の各サイトが許可している方法で掲載したもの(参考例
  4. 引用のように、著作物を権利者の許諾なしに合法で使用できる方法を用いて掲載した画像ないし動画

※販売サイト・・・DMM(FANZA)、MGS、DLsite、DUGA、Amazon等、著作権所有者の許諾を得て正規に商品を販売しているサイトに限ります。

※引用・・・著作物を権利者の許可を取らずにブログ記事等に転載する方法の事です。引用の必要性(例:この引用があればブログ記事がより面白くなる)等、いくつかの要件を満たせば、引用は著作権法第32条で認められた合法な行為であり、権利者は引用を拒否することができないとされています。引用については、本ページの下部にある「ご質問とその回答」でもご説明しております。

また、従来通り、閲覧者のたらい回しを防ぐため、記事紹介のみの記事は配信不可となります。

アダルトブログの登録条件

アダルトブログでは「ブログ運営者様へ」のページに記載の条件に加え、下記の条件を満たすブログのみ登録可能です。

ブログ登録申請フォーム

ご質問とその回答

記事のネタ不足に陥らないか不安です。同じ商品を紹介する記事を繰り返し投稿しても構いませんか?

同じ商品について異なる切り口で紹介する記事であれば、繰り返し投稿されても問題ないと考えております。ただし、短い期間で似た内容を繰り返し投稿されると、ユーザーの回遊率・離脱率等に影響する場合もございますので、ある程度の期間をあける事を推奨いたします。

私のブログは海外で運営しており、日本の法律は適用されないと考えています。国内で運営しているブログとは異なる配信基準を設けていただけませんか?

申し訳ございませんが、国内のブログか海外のブログかに関わらず、同じ配信基準となります。

配信基準を満たさない過去の記事は削除する必要がありますか?

削除いただく必要はございません。過去の記事がどのような内容であったかに関わらず、今後、新しい配信基準を満たした記事を配信いただければ、今後も配信可といたします。

但し、過去の記事に基準1~4を満たさない素材が掲載されている場合、その記事をそのままの状態で10月1日以降も公開し続けると不法行為になる場合があります。権利関係について精査し、10月1日に向けて順次、記事の削除または内容の修正をしていく事を推奨いたします。

なお、新しい配信基準を満たさない過去の記事への弊サイトからのリンクは、8月15日以降に順次、削除いたします。もし弊サイトからのアクセスを極力減らしたくないという場合には、弊サイトからのアクセスが多い記事に関して、優先的に新しい配信基準に沿った内容へとご調整いただければ幸いです。

改正著作権法と肖像権は関連しますか?

肖像権は著作権法やその他の法律により明確に定められたものではありません。今回の著作権法改正も、画像ないし動画の被写体の肖像権は関係がなく、あくまで画像ないし動画の撮影者等が持つ著作権についての法改正と思われます。著作権と肖像権は別個の物としてお考えいただいて問題ないかと思われます。

引用のみをまとめて記事を作成しても問題ありませんか?

はい、独自のコンテンツを使わずに、複数の引用を組み合わせる事で1つの記事を作成する行為は問題ないと考えられます。著作権法には、独自にテーマを決め、素材を選び、並び順を決めた創作性のある物であれば編集著作物として保護するという記載もございます。

ただし、個々の引用について、著作権法上では正当な範囲内でのみ行わなければならないとされている点にご注意ください。

引用を行う上で注意した方が良い事があれば教えて下さい。

まずご注意いただきたいのは、著作権法上では引用の際に出典元(出所)の記載を行わない非親告罪になり、出典元さえ記載すれば基本的には親告罪になる事です。親告罪であれば、著作権所有者からの訴えがない限り、刑事責任に問われる事がありません。

次に、著作権所有者からの訴えをできる限り受けにくいように、著作権所有者への適切な配慮を行う事が重要かと思われます。例えば、以下の対策が考えられます。

  • 出典元の記載は見えやすい形式で用いて行う
  • 複数の引用を行う際には、どの素材がどの出典元に対応しているのかを分かりやすい状態にする
  • ブログへの記事や画像の削除依頼を簡単に行えるようにし、依頼があった場合には即座に非表示化などの対応を取った上で、権利関係について確認を行う(参考:2chに小学館の著作物が無断転載された事件の判例
  • SNSや画像共有サイトにアップロードされた画像は、無闇に再アップロードや画像ファイルへの直リンクの設置を行わずに、公式埋め込みタグの設置や画像配信ページへの直リンクを行う(参考:Twitter上の画像を再アップロードしてブログに掲載した事件の判例
  • 特に有料コンテンツを引用する場合には、著作権所有者の売上に貢献する記事内容にする

また、過去の判例では、引用された箇所と他の部分とが明確に区別して認識できるようにする事(明瞭区分性)が重要とされています。ブログの場合、HTMLで引用を表すblockquoteタグを用いたり、引用である事が分かりやすいデザインを取り入れたりする対策が有効と考えられます。

なお、著作物を批判的な内容で論評するために引用した場合等で、著作者のWebサイトへのリンクをユーザーがクリックした際に、リンク先サイトのアクセス解析にアクセス元ページとしてあなたのブログのURLが記録される事を避けたければ、リンクタグに rel="noreferrer" を付ける事で回避できます。

雑誌をスキャンした画像は有料コンテンツですか?

はい、有料で販売されている雑誌であれば有料コンテンツと判断いたします。基準1~4を満たさない限りは、配信不可となります。

テレビのキャプチャ画像は有料コンテンツですか?

いいえ、テレビのキャプチャ画像は有料コンテンツではないと考えております。但し、テレビのキャプチャ画像も著作権を侵害している可能性はあり、引用元として番組名等の記載は行った方が無難です。SNS等でも非常に多くのキャプチャ画像が無断転載されているのに反して、法的トラブルになったという話を聞いた事がありませんが、万が一、弊サイトに著作権所有者から問い合わせが来た場合には、ご対応をお願いする場合がございます。

「基準1~4を満たさない素材が無料で閲覧できるページ」 をIFRAMEタグ等で埋め込んだ記事は配信不可ですか?

はい、配信不可です。当該ページをIFRAMEタグ等で記事に埋め込み、記事閲覧者に対して当該ページの利用を促すのは、閲覧者を当該ページに誘導しているのと同じであると判断いたします。

基準3に該当する権利所有者がアップロードした素材はどのように探せますか?

こちらは各ブログのノウハウ的な部分となり、弊サイトからお教えできる方法は限られておりますが、弊サイトで独自に検索した結果、以下のようなページを見つける事ができました。なお、リンク先では無修正の映像が表示される場合がございますので、閲覧の際はご注意ください。

但し、上記リンクから探せる素材のすべてが基準3を満たすと保証するものではございません。

あのブログのあの記事は配信可ですか?

弊サイトでは判断が難しい場合が多いです。

掲載されている素材がアフィリエイトで使用可とされている素材であれば、基準1に当てはまり配信可です。アフィリエイトサービスは多くあり、弊サイトで全てを確認する事は難しいです。

記事内に商品の購入を促す販売ページ等へのリンクがあり、ブログ運営者様が著作権所有者や著作権所有者と提携した事業者から素材の掲載の許諾を得ているなら、基準2に当てはまり配信可です。許諾内容の詳細については、秘密保持等の観点から開示いただくのが難しいかと思いますので、著作権所有者からの問い合わせが無い限りは無理に開示していただかなくても良いと考えております。

また、掲載されている素材が動画共有サイト等にアップロードされている物の場合、それが著作権所有者や著作権所有者から許諾を受けた者によってアップロードされた物なら、基準3に当てはまり配信可です。

素材の出典元へのリンクがあり、引用として認められる範囲内であれば、基準4に当てはまり配信可です。但し、引用として認められるかはケースバイケースであるため、明確な基準の提示は難しいです。

ある程度の売上があるブログであれば、ブログ運営者様に対し、販売サイトや広告代理店の担当者が付いているかと思います。その担当者に、どういった素材なら掲載して良いかをご確認いただくのが良いと思います。ブログの規模によっては、一般には公表されていない、著作権所有者から特別に許可されている基準(例:この出版社は可、発売から1ヶ月が経っていれば可、動画の長さが15分程度なら可、等)を教えていただけるかもしれません。

基本的に弊サイトでは、ブログ運営者様からの配信基準を満たすかどうかの申告を元に配信可否の判断を行います。但し、動画のほぼ全編を掲載していたり、漫画の1話まるまるを掲載していたり等、不正使用の可能性が高いと思われる場合はこの限りではありません。配信後に著作権所有者等から不正使用等の連絡があった場合には、どのように基準を満たしていたかを、ブログ運営者様から弊サイトを通じて著作権所有者等にご説明いただく事になると思われます。

ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。ご意見、ご要望、ご質問などは下記のフォームをご利用ください。

ご意見・ご要望・ご質問フォーム

参考:裁判の判決事例

※今回の配信基準見直しと直接、関連するものではありません。

【完了】改正著作権法に向けたスケジュールと進捗状況

状況に応じて変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。なお、記事の取得停止や基準を満たさないリンクの削除は細心の注意を払って実施いたしますが、お気づきの点がございましたら、こちらのフォームから可能な限り早くご連絡いただけると幸いです。削除したデータは復元できない場合がございます。

※1. にゅーえろのブログ別記事一覧ページは反映までに数時間から1日ほどお時間がかかる場合がございます。

更新履歴

※なお、本更新履歴には、誤記や誤字の修正といった軽微な更新は含めておりません。